Bach Violin and Voice [芸術]
- アーティスト:
- 出版社/メーカー: Deutsche Grammophon
- 発売日: 2010/01/12
- メディア: CD
先日、ヒラリー・ハーンさんのお話がでたので、今日はこのアルバムをご紹介します。
ジャケが大変気に入っております。
特に、ソプラノのクリスティーネ・シェーファーさんのコスチュームがとてもステキです。
ロココ時代の貴婦人のように広がった袖なのに、とても現代的。
最近、姿はバロック調だったり、ロココ調だったり
つまり、伝統を踏襲しているのに、素材がガラスだとか、プラスチックだったりするものに
非常に惹かれます。
このコスチュームもちょうど、そんな感じ。
ジャケットの中の解説にも写真が載っていて、この服も非常におしゃれ。
胸のところが扇がさかさまにしたデザイン。
でもって、胸が非常に深く刳られていますね。
日本の歌手さんも最近はおしゃれだけど、
こういうのはヨーロッパの人にはかなわないような気がしますね。
加えて、これ、カラーじゃないのがいいのね。
あと、ハーンさんが非常にドイツ的な古典的美女なこと。
クラーナッハを思い出させます。
とかなんとかいって、じゃ、中身がどうなの?って感じですけど、
これがまた、いいんですよぉ。
バリトンのマティアス・ゲルネさんがこれがまた美声なのです。
テノールの甘い響きとはまた別なふか~~い真紅のベルベットのような感触ですかね。
聴いていると非常に癒される感じがします。
で、前述したシェーファーさんも非常に落ち着いたソプラノです。
わたくしの好みなんだろうけど、バロック音楽、特にこの時期の声楽がとてもすきなのですね。
ピアノだったら、ロマン派以降がいいんだけれど、
声楽はこの時代がとても惹かれる。
このアルバムはハーンさんは伴奏に回っているわけですが、
地味な役どころながら、非常にしっとりといい感じです。
なにもかもがパーフェクト!
とてもおすすめなCDです。
午後の三時のお茶の時間にぴったりです。
そのときはぜひ、とっておきのカップに香りのいい紅茶とフィナンシェをどうぞ・・・・・!!
映画にも音楽にも詳しいんですね趣味の領域を超えているんですねブログで知識が増えるので楽しみです、あっ今日のお花桜が飛び出しているところが好きです
by でん子 (2012-03-21 22:13)
>でん子さん
過分なお褒めを頂戴してちょっと冷や汗・・・・です。
わたくしのモノに対するスタンスは楽しければそれでいい、なので・・・。
でも、楽しんで読んでいただけたのがとてもうれしいです!
by sadafusa (2012-03-22 16:45)