豪華絢爛な舞台 ~オペラ座の怪人~ [読書&映画]
ラ・ヴァルスで舞踏会、社交界、フランスと続くと
次はなんとなく予想できますか?
では今日は、これぞ19世紀的ロマンス!っていうのをご紹介します。
ガストン・ルルー作
「オペラ座の怪人」ですね~
しかし、わたくしコレ訳を変えて何回か読んだけど、
じっつにツマラナい小説です。アナクロすぎます。
で、こんなもの苦行のように汗水たらして読むよりは
いっそのことコチラを読むことをお勧めしますわ。
「ファントム」ですね。
こちらは、ま、いわばサイド・ストーリーなのですが
面白い、面白い。
ふつうの人の人生の5・6倍はゆうに濃い人生を送っておられる怪人さん。
あ、怪人さんという名前じゃなくて、彼には「エリック」という歴とした名前があったのですね~。
あと、余裕があったら
「マンハッタンの怪人」というのもありますので読んでみてください。
そこそこ面白いです。
さてさて、前口上はこれくらいにして、
映画に行きましょう!映画ですよ、最高なのは!
だいたいにして、この映画の怪人はいい男すぎる!
堂々たる体躯の長身だしさ、
たとえ顔の半分がどうかなってただれていたとして、
仮面をつけていたとしても、
残る半面が息をのむほど美しくて、知性を併せ持つ容貌だったら、
別にそれでもいいんじゃない?
五体満足でも平々凡々とした人より、よっぽどいいと思うけど?
ま、こんなんだとか、
ぎぇええええぇ~!(失神)
あるいは、こんなんだとかだったら、
寄るな~、触るな~。身も気もよだつ~~。
いくら、わたくしだっていやですけどね・・・・。
・・・・こういうバケモンだったら、お話は全然美しくないんで。
でもね、クリスティーヌもなかなかしたたかモンで
ファントムに惚れたかと、思えば、次の瞬間、ラウルに心を奪われ、って感じで
二人のイケメンの間をうろうろ。
・・・・イケナイ歌姫です。
ま、ラウルのほうは健全だし、安定路線、
ファントムのほうをとれば、デンジャラス&ビューティーな人生でしょうか?
甲乙つけがたい?
ラウルもこれで、なかなかかっこいいんですよね。
清潔なカンジするし、ファントムと違って歌うまいし・・・。
最後はファントムがくれたマリッジ・リングをぎゅっと外して
押し返すようにして、ファントムの手のひらにねじ込むやり方は
いくらなんでもひどいでしょ~?とみていて怪人が気の毒になりました。
狂気じみていてもファントムのクリスティーヌへの愛はホンモノ。
でも、容貌が醜いからといってこんな風に相手の心を傷つけていいの?
そりゃ、ファントムは人殺しを何とも思わない男だけど・・・。
**************************
この映画のスバラシイところは、ミュージカル映画としてロイド・ウェーバーの
名曲を使っているってこと自体いいんですが、
それだけじゃなくて、配役がいいですよね、
ジェラルド・バトラーのファントム。
エミー・ロッサムのクリスティーヌ。
美しい恋人たち(といえるかな?)です。
それに、踊りのシーンも圧巻ですし、
なんといっても、クリスティーヌがひっきりなしにいくつもいくつも
美しいクリノリンドレスを着て現れるところですね。
ミュージカル映画として大変楽しめる作品です。
あまりに好きなのでDVD購入しちゃいました・・・。
でも、そういう人、結構いるんじゃないかな?
自己レスですわ~ 爆
わたくし、ニッセイ劇場で劇団四季のン十年前に見たことがありましたが、
(主演は市村正親)実はその前に映画を見ていたんですね~、これが。
それは1989年版のもので、舞台は現代のNYでファントムたるエリックは
悪魔と契約を交わして、世に残る名作を書く代わりに、自分の顔の半分の皮を
はぎとられちゃう、という設定です。
なんかすんごく残酷で、ホラーだったような気が・・・。
それと、その後製作された、監督ダリオ・アルジェントと主演が監督の娘のアーシア・ダルジェントのものも結構面白そう・・・・。
こうやって、映画をいろいろ見比べるのも面白いですネ。
by sadafusa (2012-04-09 17:33)
こんにちは。
ジェラルド、バトラーさん、美丈夫ですね〜♡一番はじめの画像が、とっても好みです♡
by 月乃 (2012-04-09 23:32)
>月乃さま nice & コメント ありがとうございます。
この映画のときのバトラーさんの美しさって尋常じゃないです。
もともとハンサムな人だけど・・・・。
このときが一番かっこいいです。
by sadafusa (2012-04-10 09:12)