豪華絢爛な舞台    ~オペラ座の怪人~ [読書&映画]

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こういうの見ていつも思うんですが、手袋ってとても
セクシーな小道具だと思いませんか。
素手で肩に手を当てられるより
何倍も効果があるような気がする・・・・・。 
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ラ・ヴァルスで舞踏会、社交界、フランスと続くと

次はなんとなく予想できますか?

では今日は、これぞ19世紀的ロマンス!っていうのをご紹介します。

ガストン・ルルー作

「オペラ座の怪人」ですね~

オペラ座の怪人 (角川文庫)

オペラ座の怪人 (角川文庫)

  • 作者: ガストン ルルー
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 2000/02
  • メディア: 文庫


しかし、わたくしコレ訳を変えて何回か読んだけど、

じっつにツマラナい小説です。アナクロすぎます。

で、こんなもの苦行のように汗水たらして読むよりは

いっそのことコチラを読むことをお勧めしますわ。

「ファントム」ですね。

ファントム〈上〉 (扶桑社ミステリー)

ファントム〈上〉 (扶桑社ミステリー)

  • 作者: スーザン ケイ
  • 出版社/メーカー: 扶桑社
  • 発売日: 1994/09
  • メディア: 文庫


ファントム〈下〉 (扶桑社ミステリー)

ファントム〈下〉 (扶桑社ミステリー)

  • 作者: スーザン ケイ
  • 出版社/メーカー: 扶桑社
  • 発売日: 1994/09
  • メディア: 文庫



こちらは、ま、いわばサイド・ストーリーなのですが

面白い、面白い。

ふつうの人の人生の5・6倍はゆうに濃い人生を送っておられる怪人さん。

あ、怪人さんという名前じゃなくて、彼には「エリック」という歴とした名前があったのですね~。

あと、余裕があったら

「マンハッタンの怪人」というのもありますので読んでみてください。

そこそこ面白いです。

マンハッタンの怪人 (角川文庫)

マンハッタンの怪人 (角川文庫)

  • 作者: フレデリック フォーサイス
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 2002/10
  • メディア: 文庫


さてさて、前口上はこれくらいにして、

映画に行きましょう!映画ですよ、最高なのは!

だいたいにして、この映画の怪人はいい男すぎる!

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堂々たる体躯の長身だしさ、

たとえ顔の半分がどうかなってただれていたとして、

仮面をつけていたとしても、

残る半面が息をのむほど美しくて、知性を併せ持つ容貌だったら、

別にそれでもいいんじゃない?

五体満足でも平々凡々とした人より、よっぽどいいと思うけど?

ま、こんなんだとか、

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 ぎぇええええぇ~!(失神)

あるいは、こんなんだとかだったら、

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寄るな~、触るな~。身も気もよだつ~~。 

いくら、わたくしだっていやですけどね・・・・。

・・・・こういうバケモンだったら、お話は全然美しくないんで。

でもね、クリスティーヌもなかなかしたたかモンで

ファントムに惚れたかと、思えば、次の瞬間、ラウルに心を奪われ、って感じで

二人のイケメンの間をうろうろ。

・・・・イケナイ歌姫です。

ま、ラウルのほうは健全だし、安定路線、

ファントムのほうをとれば、デンジャラス&ビューティーな人生でしょうか?

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甲乙つけがたい?

ラウルもこれで、なかなかかっこいいんですよね。

清潔なカンジするし、ファントムと違って歌うまいし・・・。

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でもさ、クリスティーヌが自分が今まで歌を教えてもらっていた
エンジェル・オブ・ミュージックっていうか
マスター・オブ・マインドがファントムとわかっていたら
もうちょっと感謝してもええんでないかい?
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最後はファントムがくれたマリッジ・リングをぎゅっと外して

押し返すようにして、ファントムの手のひらにねじ込むやり方は

いくらなんでもひどいでしょ~?とみていて怪人が気の毒になりました。

狂気じみていてもファントムのクリスティーヌへの愛はホンモノ。

でも、容貌が醜いからといってこんな風に相手の心を傷つけていいの?

そりゃ、ファントムは人殺しを何とも思わない男だけど・・・。

**************************

この映画のスバラシイところは、ミュージカル映画としてロイド・ウェーバーの

名曲を使っているってこと自体いいんですが、

それだけじゃなくて、配役がいいですよね、

ジェラルド・バトラーのファントム。

エミー・ロッサムのクリスティーヌ。

美しい恋人たち(といえるかな?)です。

それに、踊りのシーンも圧巻ですし、

なんといっても、クリスティーヌがひっきりなしにいくつもいくつも

美しいクリノリンドレスを着て現れるところですね。

ミュージカル映画として大変楽しめる作品です。

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あまりに好きなのでDVD購入しちゃいました・・・。

でも、そういう人、結構いるんじゃないかな?


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sadafusa

自己レスですわ~ 爆

わたくし、ニッセイ劇場で劇団四季のン十年前に見たことがありましたが、
(主演は市村正親)実はその前に映画を見ていたんですね~、これが。
それは1989年版のもので、舞台は現代のNYでファントムたるエリックは
悪魔と契約を交わして、世に残る名作を書く代わりに、自分の顔の半分の皮を
はぎとられちゃう、という設定です。
なんかすんごく残酷で、ホラーだったような気が・・・。

それと、その後製作された、監督ダリオ・アルジェントと主演が監督の娘のアーシア・ダルジェントのものも結構面白そう・・・・。

こうやって、映画をいろいろ見比べるのも面白いですネ。
by sadafusa (2012-04-09 17:33) 

月乃

こんにちは。
ジェラルド、バトラーさん、美丈夫ですね〜♡一番はじめの画像が、とっても好みです♡
by 月乃 (2012-04-09 23:32) 

sadafusa

>月乃さま nice & コメント ありがとうございます。

この映画のときのバトラーさんの美しさって尋常じゃないです。
もともとハンサムな人だけど・・・・。
このときが一番かっこいいです。

by sadafusa (2012-04-10 09:12) 

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