バベルの塔 [ワタシのキモチ]
ああ、今日はちょっとお酒を飲んでいい気持ち。
バーガンディのワインなんですけど、色がね、本当にきれいなの。
説明には、「ルビー色」と書いてありましたけど、違うね、
それはね、ガーネット色なんですよ。
いやだなぁ、ルビーはたしかに高価な宝石には違いないけど、
それは、希少かそうじゃないかっていうだけの違いでしょ?
美しいかそうじゃないかっていうのと、また話は別。
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さて、皆さま、バベルの塔の話を知ってます?
知ってらっしゃるかたのほうが多いと思うけど、
一応念のため。
これはね、旧約聖書の物語なんですよ。
あるとき、人間はかぎりなく高い塔を作ろうと思い立ったんです。
天まで届くような。
天まで届けば、人間だとて、神のような力を得ることができるかもしれないと。
しかし、神はそんな人間の増長慢な心をすばやく察知した。
そして、一致団結させないように、しゃべる言語をバラバラにして
人間と人間の意思を通じないようにした・・・
その結果、バベルの塔の建設は頓挫したのだとか・・・・・・。
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最近、こういう本を読みました。
「ラテン語の世界」
まえまえから不思議だ、不思議だと思っていたことがあって、
なんでアッピウスって人が作ったのに、「アッピウス街道」じゃなくて「アッピア街道」になるんだろうって。
みなさんもあの有名な「テルマエ・ロマエ」の名前を聞いてなんとなく違和感を感じませんでした?
なんで「ローマ」じゃなくて「ロマエ」なんだろう?って。
それは、はっきりと言えないけど、ラテン語って名詞も語尾が変化するみたいよ。
まぁ、英語も単数複数ってあるけど・・・・。そんなんじゃなくてもっと難しい。
そして、定冠詞もなければ、語順もないのだそうな・・・・。
だから、「ローマのお風呂」という意味のテルマエ・ロマエってたぶん複数形なのね。
お風呂と言う意味のテルマエだって単数だったら「テルメ」だと思うの・・・。(間違っていたらゴメン)
とにかくラテン語はすごく難しい・・・・・。しかし、それだけに話されることがなくなっても、
現在今日にいたるまで学術語として、生き延びることができた言葉なのかもしれません。
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ちょっとここでこぼれ話をひとつ―
みなさま、river と rival の関係って知ってます?
どっちもラテン語起源だそうです。
なぜ「川」が「敵」となるのか?
それはネ、「水争い」から来ているんです。
うへぇ~。いきなり日本の水飲み百姓の姿を思い浮かべるんですけど・・・・・。
結局、畑に水がいく、いかない、っていうのは死活問題なので、
水に関係した相手は「ライヴァル」となる・・・・とこういう図式だそうです。
・・・・・ふ~ん、イタリアも農耕民族ダッタンダナ・・・・と。
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あ~、よっぱらってるなぁ、と自覚しつつ、文の乱れは平にご容赦を・・・・汗
で、何を言いたいかっていうと、
この間新聞を読んでいますと、日本語はその昔、朝鮮語の源流であった言葉が
いつの時代かに分かれて、今に至っているということがわかった、と書いてあったことです。
さらに、その記事を読めば現在の「琉球語」というか「沖縄弁」は日本語なのか、そうじゃないのか、
ということですが、
関係性をいえば、沖縄のコトバはやっぱり日本語ではなく、「琉球語」なのだそうです。
ま、たとえていうなら、イタリア語とスペイン語ぐらいの距離だそうで。
琉球語も日本語がある時代から分化して今日に至っているそうです。
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そうやって源流を求めていくと、
今日、インド・ヨーロッパ語と呼ばれる言語は
その昔、サンスクリット語、ギリシャ語、ラテン語は親戚のような関係で、
もとはひとつの言語だった可能性が非常に高いのだと・・・・・。
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つまり、バベルの塔のお話もたんなる作り話じゃない、ってことです。
あ~、なんか起承転結がなっていないなぁ~、と酔っ払いは考えるけど、
これ以上はムリ。
みなさん、しょうがない与太話につきあってくれてアリガトね。